パスワードはPC 内の情報を第三者に容易に盗まれないようにするためのものだが、長くて強力なパスワードは入力が面倒だし、覚えるのも一苦労だ。「PIN(Personal Identification Number)」や「ピクチャパスワード」を設定することで、こうしたサインイン作業がぐっと楽になる。

 PINやピクチャパスワードは、設定したPC上でしか利用できない。たとえこれらが第三者に知られても、設定したPC自体も第三者の手に渡らない限り、Microsoftアカウントの情報にアクセスされることはない。Microsoftアカウントに強力なパスワードを設定し、それぞれのPC ではPINやピクチャパスワードを使うことで、安全性と利便性を両立できるようになる。

設定を「アカウント」→「サインインオプション」とたどり、「暗証番号(PIN)」の下にある「追加」をクリック
設定を「アカウント」→「サインインオプション」とたどり、「暗証番号(PIN)」の下にある「追加」をクリック
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 PINでは、最低4桁の暗証番号入力でサインインできる。Windows 8から搭載されている機能だが、初期設定では使わないため知らない人もいただろう。Windows 10ではMicrosoftアカウントを設定すると、PINの設定を促されるようになっている。

PIN の入力画面を表示する。PINとして使う数字を入力しよう。同じ数字をもう一度入力し「OK」をクリックすれば設定完了
PIN の入力画面を表示する。PINとして使う数字を入力しよう。同じ数字をもう一度入力し「OK」をクリックすれば設定完了
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