Windows のパスワードを忘れてしまうと、PCを操作できなくなるだけではない。暗号化していたら、中のデータを取り出す手段がなくなってしまいかねない。解決するには新たなパスワードを設定する必要があるが、パスワードを忘れたアカウントの種類によって再設定の方法は異なる。

 パスワードを忘れたのが追加のローカルアカウントであり、サインイン可能な管理者アカウントがほかに存在する場合は、その管理者でサインインしたあと、当該アカウントのパスワードを再設定すればよい。しかし個人使用のPC では、管理者アカウントは1 つしか設定しないことが多く、そのパスワードを忘れるとこの手は使えない。

 この場合「パスワードリセットディスク」を使えば再設定できる。ただしこれはパスワードを忘れる前にそのPCで作成しておく必要がある。ローカルアカウントで利用する場合は、サインイン直後に必ず作成しておこう。「ディスク」と書いてあるがUSBメモリーを利用する。

パスワードリセットディスクの作成
パスワードリセットディスクの作成
左のようにたどり、USB メモリーをセットしてから左側の「パスワードリセットディスクの作成」をクリック
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パスワードリセットディスクの作成ウィザードが起動する。まずパスワードリセットディスクとして利用するUSBメモリーを指定し、管理者ユーザーのパスワードを入力する。後は「次へ」をクリックすればよい
パスワードリセットディスクの作成ウィザードが起動する。まずパスワードリセットディスクとして利用するUSBメモリーを指定し、管理者ユーザーのパスワードを入力する。後は「次へ」をクリックすればよい
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