Windows 10では後方互換性を確保しており、古いアプリでも基本的には動く。しかしアプリ側にバージョンチェックが組み込まれていたり、古いWindowsのフォルダー構造を前提としてプログラムされている場合は動作しないこともある。

 そうしたアプリをどうしても動かしたい場合は「互換性」タブを使おう。これは、アプリに対して古いWindowsで動作しているように見せかけることで、古いアプリが動作する可能性を上げる機能だ。この互換性の設定をしても動かないアプリはあるので、大きな期待は禁物だ。

何らかの理由で正しく動作しないアプリケーション本体(exeファイル)の右クリックメニューからプロパティを選択する
何らかの理由で正しく動作しないアプリケーション本体(exeファイル)の右クリックメニューからプロパティを選択する
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「互換性」タブを開いて、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、すぐ下のメニューから、どのバージョンのWindowsとして認識させるかを指定する。そのアプリが登場した時代のWindowsに合わせるとよい。最後に「OK」をクリックして設定は完了だ
「互換性」タブを開いて、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、すぐ下のメニューから、どのバージョンのWindowsとして認識させるかを指定する。そのアプリが登場した時代のWindowsに合わせるとよい。最後に「OK」をクリックして設定は完了だ
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※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。