ファイルに修正を重ねていたが、結局少し前のバージョンに戻したくなった場合、ファイルのバックアップを取っていればすぐ戻せる。しかし、Windows 7から搭載されている「ファイル履歴」を使うと、ファイルやフォルダーの内容を以前のバージョンに手軽に戻すことができる。

 標準設定では、1時間おきに自分のホームフォルダー内にあるフォルダーのバックアップが実施される。ファイル履歴機能を有効にしておくと、ファイルを編集して保存しても、各バックアップ時のファイルを復元することができる。ただしバックアップの節目にしか戻れないため、「直前の状態に戻す」ような細かな復元はできない点に注意しよう。

●ファイル履歴を設定する
●ファイル履歴を設定する
スタートメニュー右の検索ボックスに「ファイル履歴」と入力し、検索結果に出てくる「ファイル履歴の設定」をクリックする
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外付けHDDなど、システムドライブ以外のストレージを接続した状態で「ドライブの追加」をクリックする。バックアップに利用可能なドライブの一覧が出るのでクリックする
外付けHDDなど、システムドライブ以外のストレージを接続した状態で「ドライブの追加」をクリックする。バックアップに利用可能なドライブの一覧が出るのでクリックする
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これでファイル履歴機能がオンになった。次にその下にある「その他のオプション」という文字をクリックする
これでファイル履歴機能がオンになった。次にその下にある「その他のオプション」という文字をクリックする
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「今すぐバックアップ」をクリックし、初回バックアップを行う。これ以降は標準で1時間おきに各フォルダーのバックアップがとられるが、「ファイルのバックアップを実行」メニューを開くと、バックアップ間隔を調整できる
「今すぐバックアップ」をクリックし、初回バックアップを行う。これ以降は標準で1時間おきに各フォルダーのバックアップがとられるが、「ファイルのバックアップを実行」メニューを開くと、バックアップ間隔を調整できる
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