エクスプローラーはファイル操作の基本となる重要なアプリだ。しっかりと使い方を理解しておきたい。特にWindows 7からいきなりWindows 10を使い始めると、Windows 8から導入された「リボンインタフェース」を使いにくく感じるかもしれない。

 これは、よく使う機能をボタンにしてカテゴリーごとにまとめて、タブで機能を切り替えられるようにしたインタフェースだ。従来はドラッグしたり、右クリックメニューで呼び出したりしていた作業を、ボタンをクリックするだけで簡単にできるようになっている。

 ファイルを扱う上での基本操作は、「ホーム」タブにまとめられている。「共有」タブには、SNSへの投稿やメール送信など、主にネットコンテンツとの連携機能が用意されている。「表示」タブには、ファイルの表示切り替えに関するボタンが集められている。

 Windows 8/8.1からアップグレードした場合は、エクスプローラーの機能にはほとんど違いはないので、スムーズに移行できるだろう。よく使うフォルダーやファイルへのリンクを自動で生成する「クイックアクセス」という新機能はあるが、役割としてはWindows 8/8.1の「お気に入り」に近い。お気に入りへの登録は手動だが、クイックアクセスは自動という程度だ。もちろんクイックアクセスにも手動で追加できる。

Windows 10のエクスプローラーを起動した画面。タイトルバーの下には「ホーム」「共有」「表示」というリボンインタフェースを表示するためのタブがある。最初に表示されるのはナビゲーションウィンドウの一番上にある「クイックアクセス」だ
Windows 10のエクスプローラーを起動した画面。タイトルバーの下には「ホーム」「共有」「表示」というリボンインタフェースを表示するためのタブがある。最初に表示されるのはナビゲーションウィンドウの一番上にある「クイックアクセス」だ
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タブをクリックすると、利用できる機能も変わる。これがリボンインタフェースの特徴だ
タブをクリックすると、利用できる機能も変わる。これがリボンインタフェースの特徴だ
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※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。