エクスプローラーはファイル操作の基本となる重要なアプリだ。しっかりと使い方を理解しておきたい。特にWindows 7からいきなりWindows 10を使い始めると、Windows 8から導入された「リボンインタフェース」を使いにくく感じるかもしれない。
これは、よく使う機能をボタンにしてカテゴリーごとにまとめて、タブで機能を切り替えられるようにしたインタフェースだ。従来はドラッグしたり、右クリックメニューで呼び出したりしていた作業を、ボタンをクリックするだけで簡単にできるようになっている。
ファイルを扱う上での基本操作は、「ホーム」タブにまとめられている。「共有」タブには、SNSへの投稿やメール送信など、主にネットコンテンツとの連携機能が用意されている。「表示」タブには、ファイルの表示切り替えに関するボタンが集められている。
Windows 8/8.1からアップグレードした場合は、エクスプローラーの機能にはほとんど違いはないので、スムーズに移行できるだろう。よく使うフォルダーやファイルへのリンクを自動で生成する「クイックアクセス」という新機能はあるが、役割としてはWindows 8/8.1の「お気に入り」に近い。お気に入りへの登録は手動だが、クイックアクセスは自動という程度だ。もちろんクイックアクセスにも手動で追加できる。