アプリのウィンドウの角をつかんでドラッグすると、ウィンドウサイズを変更できる。これはWindows 95のころから利用できた基本機能だ。しかし、同じサイズできれいに並べて表示するとしたら、左右あるいは上下に分割して表示するくらいだった。

 Windows 10では、アプリのタイトルバーをつかんだまま画面の左右端や四隅にマウスポインターを当てることで、ウィンドウサイズをきれいに分割してくれる機能がある。この機能を使えば、非常に簡単にアプリのウィンドウサイズをそろえられる。Windows 7/8/8.1では、2分割まではサポートしていたが、Windows 10では4分割表示にも対応した。

 [Windows]キー+カーソルキーのキーボードショートカットで、ウィンドウの表示場所を移動したり、サイズを変更したり、元に戻すことも可能だ。

●つかんで端に持っていくと「スナップ」する
●つかんで端に持っていくと「スナップ」する
アプリのタスクバーをつかんで、例えばデスクトップの左上端にマウスポインターを当てると、4分の1のサイズの仮枠が表示される
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●全画面を4分割して並べられる
●全画面を4分割して並べられる
その状態でマウスボタンから指を離すと、その仮枠に従ってアプリのウィンドウサイズが調整されて表示される。同じ操作で画面を4分割表示できる
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※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。