Windows 7までのユーザーで、Windows 8のスタート画面にどうしても違和感を覚えるというユーザーにとって、Windows 10のスタートメニューの復活は福音となった。しかしスタート画面にも良いところはあった。タイルは大きくて操作が分かりやすく、タイル上に最新情報を表示するライブタイルを有効にしておけば、スタート画面を表示するだけで最新情報を一覧できた。

通常はこのように画面の左下からスタートメニューが表示される
通常はこのように画面の左下からスタートメニューが表示される
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●全画面表示でもWindows 8とは使い勝手が異なる
●全画面表示でもWindows 8とは使い勝手が異なる
スタート画面をメインに表示するモードに切り替えると、こんな表示になる。上にある3本線マークをクリックすると各種システムアイコンや電源ボタンなど、スタートボタンの上にある4本線のマークをクリックすると全てのアプリを表示する
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 こうしたスタート画面の利便性を重視するユーザー向けに、Windows 10はスタート画面部分をフルスクリーン状態で表示する設定も用意している。この状態でも全てのアプリや電源、アカウント関係のミニメニューは利用できる。

●「パーソナル設定」で全画面表示を有効にする
●「パーソナル設定」で全画面表示を有効にする
設定を「パーソナル設定」→「スタート」とたどり、「全画面表示のスタート画面を使う」をオンにすると、スタート画面をメインに表示するモードに切り替わる
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※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。