スタートメニューには、利用頻度が高いと判断されたアプリや、インストールしたばかりのアプリなどがピックアップして表示される。PCを購入して多数のアプリをインストールしたあとなど、カスタマイズ途中の段階では、こうした情報が役に立つ。しかし環境構築が完了している場合は、煩わしさを感じることもあるだろう。また、社外ではそうしたPCの利用履歴を見せたくないこともある。

 こうした場合は、スタートメニューのカスタマイズ機能を利用し、表示する項目を制限する。この機能は、設定の「パーソナル設定」→「スタート」とたどることで呼び出せる。「よく使われるアプリを表示する」を「オフ」にしておくと、ユーザーアカウント名の下に表示される「よく使うアプリ」欄が空白になる。

●「パーソナル設定」からカスタマイズする
●「パーソナル設定」からカスタマイズする
スタートメニューなどから設定を起動し、「パーソナル設定」の「スタート」をクリックすると、このカスタマイズ画面を表示する
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初期設定では、左側にユーザーアカウント名、「よく使うアプリ」「最近追加されたもの」と表示
初期設定では、左側にユーザーアカウント名、「よく使うアプリ」「最近追加されたもの」と表示
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「よく使われるアプリを表示する」をオフにすると、左側の「よく使うアプリ」が表示されなくなる
「よく使われるアプリを表示する」をオフにすると、左側の「よく使うアプリ」が表示されなくなる
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 「最近追加したアプリを表示する」を「オフ」にすると、アプリをインストールしても、左側中段に表示されなくなる。また、これらの機能を丸ごとオフにしたくない場合は、アプリごとに右クリックメニューから「この一覧に表示しない」を選択してもよい。

「最近追加したアプリを表示する」をオフにすると、左側の「最近追加されたもの」が表示されなくなる
「最近追加したアプリを表示する」をオフにすると、左側の「最近追加されたもの」が表示されなくなる
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●アイコンを個別に削除できる
●アイコンを個別に削除できる
アプリアイコンの右クリックメニューから「この一覧から削除」をクリックすると、そのアイコンが表示されなくなる
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 次ページで紹介するフォルダーを選んで表示する設定と併用すると、エクスプローラーや設定も全てなくして、アカウントと「電源」、「すべてのアプリ」しか表示させないようにもできる。


※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。