Windows 10の標準の設定だと、選択できるのは「スリープ」「シャットダウン」「再起動」の三つで、Windows 7では選択できた「休止状態」を選べない。休止状態とは、ストレージに状態を保存し、電源が切れても休止した状態を復帰できるという機能である。

 休止状態は、電源のオプションから復活できる。ただ、スリープと休止状態のいいところ取りをした「ハイブリッドスリープ」が導入されており、ハイブリッドスリープが有効な新しめのPCなら、復活させる必要はない。

設定の「システム」から「電源とスリープ」をクリックし、右の一番下にある「電源の追加設定」をクリック
設定の「システム」から「電源とスリープ」をクリックし、右の一番下にある「電源の追加設定」をクリック
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電源オプションが表示されるので、左にある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックすると、「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」の設定が表示される。「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックし、「シャットダウン設定」にある「休止状態にチェックを入れて「変更の保存」を押す
電源オプションが表示されるので、左にある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックすると、「電源ボタンの定義とパスワード保護の有効化」の設定が表示される。「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックし、「シャットダウン設定」にある「休止状態にチェックを入れて「変更の保存」を押す
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スタートボタンから呼び出せる電源のミニメニューに、休止状態が表示されるようになった
スタートボタンから呼び出せる電源のミニメニューに、休止状態が表示されるようになった
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※掲載した画面は、Windows 10 HomeまたはWindows 10 Proのものです。画面や動作は、2015年7月末に公開された初期の製品版(ビルド10240)、11月上旬に公開されたアップデート版(ビルド10586)、およびその中間で公開されたInsider Preview版のビルドで確認しています。ハードウエア構成やPCに接続している機器によって、Windowsのエディションやバージョン(ビルド)が同じでも、異なる画面や操作になることがあります。Windows 10のアップデートにより、画面や操作が変わる、使えていた機能が使えなくなる、あるいは挙動が変更されるなどの可能性があります。