ITエンジニアは仕事柄、十分な睡眠時間を確保するのが難しい。そんな状況下にあって睡眠法を試行錯誤し、仕事の生産性を高めているエンジニアがいる。グッスリ眠り、スッキリ起きて、日中は眠気をやり過ごす。そのための工夫を紹介する。
連載
眠れないIT現場 私の対処法
目次
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[3]“寝だめ”は有効か? 睡眠にまつわる豆知識
人は全身もしくは体の一部分を温められると、自然に手先・足先などの末梢血管が膨張して熱を放出し、体温が急に1度ほど下がります。このとき体温が急に下がることによって、眠気が生じると同時に、睡眠ホルモンの分泌が促され、睡眠状態に入っていきます。コタツに入ると眠くなるのは、この仕組みによるものです。室温の…
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[2]スッキリ起きる、眠気をやり過ごすためのコツ
次はスッキリ起きる工夫である。NTTデータの金子崇之さん(基盤システム事業本部 企画部 事業企画担当 営業企画グループ 課長代理)は朝が苦手だ。4時間半から5時間半といういつもの睡眠時間では不足気味で、「目覚まし時計が鳴っても、二度寝してしまうことがあった」(金子さん)。
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[1]ぐっすり眠るためのカギは、睡眠前の準備にあり
富士通で自治体向けのシステム開発案件のプロジェクトマネジャーを務める齋藤泰彦さん(自治体ソリューション事業本部 第2ビジネス部)は1年前まで、眠れないことに悩んでいた。仕事柄、多忙な時期は1日に3~4時間しか睡眠時間を確保できない。さらに問題なのは、寝付けないことだ。