Windowsは、ファイルやフォルダーを安全に読み書きできるよう、さまざまなチェックを行う。そのため、エラーメッセージも多岐にわたる。

○○○によってファイルは開かれているため、操作を完了できません

 ファイルの整合性を保つため、開いたファイルをほかの人やプログラムが書き込めないよう、「ロック」するアプリがある。ロックされたファイルに移動などの操作を行うと図1のメッセージが表示される。ロックしているアプリを終了してから「再試行」をクリックしよう。

図1 そのファイルを開いている別のアプリを閉じれば、「再試行」ボタンを押して操作を実行できる
図1 そのファイルを開いている別のアプリを閉じれば、「再試行」ボタンを押して操作を実行できる
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宛先には同じ名前のファイルが○○個存在します

 複数のファイルを一度にコピーまたは移動させたときに、同名のファイルが格納先にある場合は、処理方法を尋ねられる(図2)。競合ファイルの上書きやスキップ、個々のファイルに対してどちらを残すかなどの指定が可能だ。

図2 同名のファイルがある場合に表示されるダイアログ。3種類の処理方法が可能だ
図2 同名のファイルがある場合に表示されるダイアログ。3種類の処理方法が可能だ
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 コピーや移動先に同じ名前のフォルダーが既にある場合、Windows 8.1の標準設定では、有無を言わさず全てのファイルが指定したフォルダーに格納される。Windows 7までと同様に処理方法を尋ねるダイアログを表示させたいのなら、「フォルダーオプション」で設定を変更しよう(図3)。

図3 エクスプローラーの「表示」タブ→「オプション」で表示される設定画面。Windows 8.1の場合、赤枠部分のチェックを外すと、フォルダーが競合した場合の処理方法を尋ねるダイアログを表示するようになる
図3 エクスプローラーの「表示」タブ→「オプション」で表示される設定画面。Windows 8.1の場合、赤枠部分のチェックを外すと、フォルダーが競合した場合の処理方法を尋ねるダイアログを表示するようになる
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