KDDIでは、クラウドサービスの開発にアジャイル型の開発手法を採り入れている。ウォーターフォール型開発しか経験してこなかったメンバーがアジャイル型をゼロから習得。初の内製化にも挑んだ。取り組みを進める上でどんな壁に突き当たり、それをどう乗り越えてきたかをレポートする。
連載
実録・KDDI ゼロからのアジャイル開発
目次
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[3]社内技術力が劇的向上、思わぬ不安がマネージャーを襲う
「KDDI Business ID」の開発プロジェクトで初のアジャイル開発が成功したあと、KDDIのクラウドサービス担当チームが次に挑んだのは、社内での横展開だった。2番手として選ばれたのが、クラウド上で稼働させている仮想サーバーやネットワークなどの構成を可視化する機能の開発プロジェクトだった
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[2]アジャイルもコーディングも初体験のチームが、内製化を果たすまで
いよいよ、KDDIでアジャイル開発がスタートした。メンバーの意気込みは強かった。従来のウォーターフォール型開発の限界を打ち破れるのではないかという期待があったためだ。だが一方で、不安も大きかった。
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[1]「うちにアジャイルは無理」、既存の社内常識を打ち破る
「開発は、アジャイル型でよろしく」。KDDIで、クラウドサービスの企画/開発に携わるメンバーにそんな指示が下ったのは、2013年夏のこと。指示を出したのは、ソリューション事業企画本部 クラウドサービス企画部長の藤井彰人氏だ。
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