ワンランク上の分かりやすい図を作るにはどうすればいいのか。図解には、守るべき「5つの鉄則」が存在する。まず第1回で、この鉄則を習得しよう。さらに第2回から第4回まで、色遣いの基本原則やビジュアル性の高い図を作るテクニックを、プロのインフォグラフィックス・デザイナーである木村博之氏が徹底解説する。
連載
ワンランク上に行く、図解の鉄則と応用テクニック
目次
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ビジュアル化のテクニックその2
次に3次元表現やビジュアル要素を活用して,伝えたい内容をより強調する,説得力のある図を作る方法を考えてみよう。例題は「単に稟議りんぎ書を電子化して回覧するだけでは,十分な効果は見込めない」というテーマ。紙の稟議書回覧にムダが多いことを示すために,さまざまなバリエーションに展開してみる。
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ビジュアル化のテクニックその1
グラフを目立たせる表現の1つに,3次元化がある。図25は,「進出企業数」と「労働者数」という2種類の数値データを持つ棒グラフと折れ線グラフを3次元化したものだ。このようにグラフを3次元化して重ねる表現は,数値の大まかな変化を伝える点で効果が大きい。しかし数値を正確に伝えたい時には,逆効果になること…
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色遣いのポイント
意図が明確に伝わる,分かりやすい図を作るには,色遣いに気を配ることも非常に重要だ。色を効果的に使うと,主張したいポイントが目立つ,要素の区別が明確になるなど,図をぐっと分かりやすくできる。
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分かりやすい図を作る5つの鉄則
一生懸命に考えて,様々な情報を盛り込み,顧客にとってベストと思われるソリューションを提案する図を作った。ところが見た人は「一体何が書いてあるのか」,「どう理解したらいいのか」と頭を悩ませてしまう――。こんな事態は何としても避けたいところだ。直感的かつ自然に理解してもらえるような図を作るには,どうす…
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