IoT(Internet of Things)は、センサーやコンピュータをネットワークにつなぎ情報を伝送し、人の生活の利便性を向上させ、社会に変革をもたらすキーワードとして期待されています。この具現化のために欠かせない技術にワイヤレス技術があります。ワイヤレス技術を使ったシステム構築は職人芸が必要な領域でしたが、通信モジュールの利用によりハードルは大きく下がりました。IoT向けの通信モジュールや技術についてキーマンが解説します。
IoT/M2Mを支える最新ワイヤレス技術
目次
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[第9回]オープンワイヤレスアライアンスが目指すIoTシステム構築支援
筆者は、2012年春からオープンソースハードウエアの概念を取り入れた「誰もが短時間で簡単にワイヤレス通信技術を使ったモノづくりの環境提供」を目指す「オープンワイヤレスアライアンス」に関わってきました。アライアンスが行ってきた技術サポートなどや、普及活動を通じて見えてきたM2M/IoTシステム構築支…
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[第8回]誰でも簡単にIoTを実現できる3Gモジュール搭載拡張ボード
最近、通信モジュールを搭載した小型の通信ボードが多数登場し、IoT機器を簡単に作れる環境が整いつつあります。これらを使うことで、高度なワイヤレス技術とインターネット技術を簡単に身に付けられます。また、Arduinoの持つマイコンボード技術とセンサー・アクチュエーター(駆動装置)技術を連携させ、M2…
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[第7回]IoT通信モジュールのOTA評価
近年、3G/LTEモジュールが発売され、従来よりRF設計が容易になり、その結果、様々な端末に3G/LTEモジュールが搭載されつつあります。こうしたモジュールのアンテナ設計で重要となる「OTA評価」について解説します。
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[第6回]スマートメーターに適した無線規格「Wi-SUN」
あらゆるモノに通信機能を付与して、社会・産業インフラや生活環境を革新的に進化させることができるM2M(Machine to Machine)やIoT(Internet of Things)が多くの注目と期待を集めています。その注目されているM2Mの中でも、期待度が高く、読者の皆さんに身近な存在であ…
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[第5回]マイクロ環境発電で動作する超低消費電力無線技術「EnOcean」
近年注目されてきたエナジーハーベスト技術による無線通信を実用化している無線技術「EnOcean」の概説と、そのIoT/M2Mへの関わり、応用について解説します。
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[第4回]IoT/M2M時代に見直されつつある無線技術「PHS」
今ではその名を聞くことも少なくなったPHS(Personal Handy-phone System)は、決して新しい技術ではありません。けれども、PHSならではの特性を生かしてIoTやM2Mという新しい分野で活躍しています。PHSには従来の規格と、より高速な高度化PHSの規格の2つがあります。今回…
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[第3回]IoT/M2Mにおけるクラウドの役割
あらゆるモノがインターネットにつながる「Internet of Things」(IoT)が着実に前進しています。ガートナーの試算によれば、2020年までに260億個のセンサーがインターネットにつながるということです。毎年1兆個のセンサーが使われる社会を創り上げる「Trillion Sensors …
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[第2回]スマートホーム市場に最適なサブ1GHz無線規格「Z-Wave」
Z-Waveは、スマートホーム市場で世界で最も普及しているIoT無線規格です。2.4GHz帯および5GHz帯を利用するWi-Fi環境下でも確実な伝送を実現するため、「サブ1GHz帯」を使用しています。サブ1GHz帯とは、800MHz〜900MHzの周波数帯のことです。
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[第1回]総論 IoT向け無線技術の選択肢
IoTの具現化のために絶対に欠かせない技術の1つにワイヤレス技術があります。スマートフォンに代表されるワイヤレス技術は、電話やデータ通信というアプリケーションを実現し、私たちの社会生活を支えています。今後、1兆個ものセンサーが配置され、あらゆる物がインターネットに接続されることとなったとき、ワイヤ…
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