創業96年目を迎える愛媛県の老舗黒板メーカー、サカワ。同社はカヤックと組み、従来の黒板をそのまま使いながら電子黒板化するハイブリッド黒板アプリ「Kocri」を生み出した。米アップルの「iPhone」や「iPod touch」とセットトップボックス「Apple TV」、プロジェクターを組み合わせ、黒板に画像や動画などの教材を映し出す仕組みだ。少子化の煽りを受け、縮小の途をたどる黒板市場。同社はなぜハイブリッド型の電子黒板を世に送り出せたのか。
連載
創業96年、老舗黒板メーカーの転身
目次
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アナログとデジタルの融合が開く電子黒板の未来
2020年までに一教室に一つの電子黒板導入を目指す文部科学省。だが、教育現場では従来から慣れ親しんだ黒板を支持する声が相次ぐ。ばらまき行政の典型を避ける一つのヒントがアナログとデジタルの融合だ。
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イノベーションの源泉を語る60年前の黒板
松山城から北東にクルマを10分走らせたところに1533年創立の鷲栄山妙清寺がある。同寺院は、火災や戦火による焼失、再興を繰り返し、今の場所に落ち着いた。この妙清寺の本堂に、今も現役として利用され続けている古い黒板がある。60年前に寺に寄贈された黒板は今も現役。サカワ3代目社長の坂和壽々子氏が黒板…
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老舗企業の若き常務、電子黒板に革新もたらす
愛媛県の老舗黒板メーカーがハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」の販売を開始した。組んだ相手はネット関連の企画開発で定評のあるカヤック。既存の黒板を使いつつ、電子黒板化するというユニークなアイデアを思いついたのは29歳の若き常務だった。
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