今回取り上げるのは、「Excel 2016」。新機能や前バージョンからの変更点のうち、主なものを見ていこう。

 Excelは、以前のバージョン(「Excel 2007」や「Excel 2010」)は、「見た目の良い表やグラフを作る」という点に主眼が置かれていたイメージがあるが、「Excel 2013」ではデータ分析などより高度な使い方向けの機能が追加された印象がある。Excel 2016でも、その流れが踏襲されている。企業で利用するユーザーなら、特に利用価値は高いだろう。

インタフェースはほぼ変化なし

 Excel 2016とExcel 2013では、主なインタフェース部分にほとんど違いはない。強いて挙げるとするなら、メニューや項目のサイズが若干大きくなっている程度だ。恐らくタッチでの操作性を向上するためと思われるが、パッと見ただけではほとんど分からない。「Office 2013」を使っていた人なら、戸惑うことなくこれまで通りに利用できるはずだ。

作業の基本となる編集画面。左が「Excel 2016」で右が「Excel 2013」のものだ(以下同)
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作業の基本となる編集画面。左が「Excel 2016」で右が「Excel 2013」のものだ(以下同)
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作業の基本となる編集画面。左が「Excel 2016」で右が「Excel 2013」のものだ(以下同)
Backstageビューの新規作成画面
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Backstageビューの新規作成画面
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Backstageビューの新規作成画面
それぞれの印刷設定画面
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それぞれの印刷設定画面
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