2015年9月4日から9日までドイツ・ベルリンで開催された「IFA2015」では、Windows 10搭載の2-in-1型機など、PCの展示も目立った(写真1)。

写真1●IFA 2015でWindows 10や第6世代Core搭載機が登場
写真1●IFA 2015でWindows 10や第6世代Core搭載機が登場
[画像のクリックで拡大表示]

 2015年7月に登場したWindows 10に加え、IFAではインテルが第6世代Coreプロセッサーの製品ファミリーを大々的に発表。年末商戦を見据え、新OSと新CPUを搭載した最新PCの登場が期待された。一方、縮小を続けるPC市場では、ゲーミング需要の高まりが注目を浴びる。特集最終回はPC関連の展示について振り返る。

IFAのトップバッターとしてPCの存在感を示したインテル

 IFA 2015のプレスカンファレンスが始まる9月2日の朝、最初に開催したのがインテルだ。ステージには、米インテル 上席副社長兼クライアント・コンピューティング事業本部長のカーク・スカウゲン氏が登壇。「史上最高のCPUである第6世代Coreプロセッサーを搭載したPCが、続々と登場する。(OSとしての)Windows 3.1や(モバイルプラットフォームの)Centrinoのように、プロセッサーとして歴史に残るものになるだろう」と切り出した(写真2)。

写真2●米インテル 上席副社長兼クライアント・コンピューティング事業本部長のカーク・スカウゲン氏
写真2●米インテル 上席副社長兼クライアント・コンピューティング事業本部長のカーク・スカウゲン氏
[画像のクリックで拡大表示]

 6月に開催された「COMPUTEX TAIPEI 2015」では、マイクロソフトが「6億台のPCが購入から4年以上経過している」との調査に基づき、PCの買い替えを訴えた。一方、IFAでインテルは「10億台のPCが3年以上経過している」(スカウゲン氏)と指摘。「新たなPCに買い換える莫大な機会が訪れるだろう」(同)と呼びかけた(写真3)。

写真3●10億台以上のPCが3年以上経過
写真3●10億台以上のPCが3年以上経過
[画像のクリックで拡大表示]