ヘッドマウントディスプレイや、スマートグラスと呼ばれるメガネ型ウエアラブル端末の業務利用が加速している。完成前の製品や住宅を確認できたり、遠隔地とのコミュニケーションなど用途は多彩だ。最新事例を解説する。
連載
業務利用広がるHMD/スマートグラス、活用事例最前線
目次
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[4]完成前の病院を自由に歩ける、よりよい設備設計をVRで
病院内に取り付ける医療機器の配置を検討する目的で、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)を使って仮想体験できるシステムを導入した医療メーカーも現れた。ナースコールや緊急通報などのシステムを開発・販売するケアコムは、2015年5月にHMDを使ったシステムの活用を始めた。
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[3]外科手術に新たな教育方法を、遠隔地とつなぐスマートグラス
外科手術の現場で、スマートグラスと呼ばれるメガネ型ウエアラブル端末を活用した教育方法に取り組んでいるのが、大阪の愛仁会高槻病院だ。スマートグラスに取り付けたカメラで、手術中の映像を撮影し、遠隔地の病院にライブ配信する。
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[2]VRを使ってエアコンを選ぶ、気流も可視化するダイキンの挑戦
エアコンの機種や部屋の取り付け位置などを、VR(仮想現実)技術を搭載したヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)で仮想体験できるシステムを開発したのがダイキン工業だ。2015年8月に完成し、展示会や家電量販店などで展開することを検討している。
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[1]仮想現実もスマートグラスも普及段階に、花開き始めた業務利用
スマートグラスと呼ばれるメガネ型ウエアラブル端末やヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)の業務利用が加速している。HMDは設計段階で製品のプロトタイプを仮想空間で確認したり、完成前の住宅内装を体験したりできる。スマートグラスは、作業現場で必要な情報を表示したり、観光用途などで使われたりするなど、…
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