Excel VBAでは、セルやシート、ブックを操作するだけでなく、Windowsが管理するファイルを操作することもできます。ファイルのコピー作業など、手作業では面倒な操作も、マクロで自動化できます。
ファイルをコピーするには、FileCopyステートメントを使います。引数として、コピーするファイルのパスと、コピー先のパスを指定します。コピー先のパスにファイル名を指定すると、指定した名前にリネームされます。
下のサンプルコードは、CドライブのtmpフォルダーにあるSample.txtを、Sample2.txtというファイル名に変えてWorkフォルダーにコピーする例です。定数を宣言するConstステートメントを使って、TargetFileという定数に、コピーするファイルのフルパスを設定しています。
なお、パスを指定せずにファイル名のみ指定すると、カレントフォルダーのファイルとして扱われます。