セル.Text

 セルの横幅が足りなくて、セルに入っている数値がすべて表示されないとき、セルには「####」のように表示されます。こうした状態を判定するには、セルの表示結果を調べるRangeオブジェクトのTextプロパティを使います。####はセルの値そのものではなく、表示されているだけなので、ValueプロパティではなくTextプロパティで取得します。

 次のサンプルは、セルが####のように表示されている状態を判定して、その場合は列幅を自動調整するコードです。まずセルがエラーになっていないことをIsError関数で調べて、エラーではない(Not)場合は、「セルの値(Value)と表示(Text)が一致していないこと」「表示(Text)の先頭文字(左から1文字)が『#』であること」の2つを調べます。いずれも該当する場合は、####の表示であると判断できるので、列幅を自動調整(AutoFit)します。

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