ActiveWindow.RangeSelection

 選択したセルを操作するには、Selectionを使う方法があります。しかし、Selectionが表すものは、セルとは限りません。グラフやテキストボックスなどが選択されているとき、Selectionはグラフやテキストボックスを表すことになります。その場合、セルを操作するマクロを実行すると、エラーとなったり、意図しない操作をしたりしてしまう恐れがあります。

 確実にセルを操作したいのなら、WindowオブジェクトのRangeSelectionプロパティを使うと便利です。RangeSelectionは「選択されているセル」を表すので、マクロの実行時にグラフなどのオブジェクトが選択されていても、その前に選択されていたセルやセル範囲を返します。Windowオブジェクトのプロパティですから、必ずWindowオブジェクトを指定してください。セルを操作するときは、一般的にアクティブシートが対象ですから、ActiveWindowを指定すればよいでしょう。

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