クラウドストレージを使うと複数のメンバーでExcelファイルを快適に共有できる。ここではOneDrive上のExcelファイルを、Office Onlineを使って複数のメンバーと共有する代表的手法について解説する。

Office OnlineでOneDrive上のファイルを扱う

 Office Onlineとは、WebブラウザーからOfficeアプリを利用できるサービスだ。このOffice Onlineで、OneDrive上のファイルを自在に管理できる仕様になっている。Office Onlineのサイトにアクセスし、画面右上の「サインイン」でMicrosoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力すれば利用できる。

 ではトップ画面の「OneDrive」アイコンをクリックしよう。するとOneDrive上にあるファイルが一覧になる(図1図2)。クリックするとブラウザー上でファイルを開けられる。

図1●Office Onlineのトップ画面。画面右上の「サインイン」から、Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力する
図1●Office Onlineのトップ画面。画面右上の「サインイン」から、Microsoftアカウントのメールアドレスとパスワードを入力する
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図2●Office OnlineでOneDriveにアクセスした画面
図2●Office OnlineでOneDriveにアクセスした画面
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共有の方法には大きく2種類ある

 次にOffice OnlineからOneDriveを使って、Excelファイルを複数のメンバーで共有する。OneDrive上にあるファイルを右クリックか長押しし、メニューから「共有」を選ぶ。このファイルの共有には、「リンクの取得」と「ユーザーの招待」がある。

 「リンクの取得」とは、OneDrive上にあるExcelファイルへのリンクをコピーするものだ。このリンクをメールなどに貼り付けて、ファイルを共有したい相手に送信する。共有方法についても閲覧のみや編集可能のオプションを選べるようになっている。