Windows 8からは、ユーザーアカウントにMicrosoftアカウントを使うようになり、メールアドレスがベースのユーザー名になった。しかし、ホームディレクトリなどは、日本語のフォルダー名となることがある。最近のアプリケーションでは問題はほとんどないが、古いアプリケーションなどでは、日本語のフォルダー名ではエラーになることがある。また、コマンドプロンプトなどで自分のフォルダーを宛先に利用する場合、日本語を打ち込むのは面倒だ。こうした場合には、アルファベットのみのユーザーフォルダー名の方が便利だ。

 そういうわけで、できればユーザーフォルダー名は、アルファベットにしておきたい。この場合、まずローカルアカウントを作成し、アルファベットのみでユーザー名を指定することでユーザーフォルダーを日本語にしないようにできる。その後、Microsoftアカウントとの関連付けを行えば、通常通りOneDriveなどが利用可能になる。なお、1つのマシン内で、同じMicrosoftアカウントと関連付けできるアカウントは、1つだけなので、現在、Microsoftアカウントを使っている場合には、その解除を行う。ただし、解除を行うのは、新規にローカルアカウントを作った後にする。

 まずは、「PC設定」「アカウント」「その他のアカウント」で「アカウントを追加する」を使って新規にローカルアカウントを作成する。このとき「Microsoftアカウントを使わずにサインインする」を選択して、ローカルアカウントとして作成する。「ユーザーの追加」でユーザー名をアルファベットのみにすれば、ユーザーフォルダー名もアルファベットのみになる。

 その後、追加したユーザーを管理者に設定しておく、自分自身では変更できないので、この時点でデスクトップ側のコントロールパネルの「ユーザーアカウント」を使い、新規に作成したローカルアカウントを管理者に変更しておく。

「PC設定」「アカウント」「その他のアカウント」で「アカウントを追加する」をクリック。
「PC設定」「アカウント」「その他のアカウント」で「アカウントを追加する」をクリック。
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ここで「Microsoftアカウントを使わずにサインインする…」をクリックして「ローカルアカウント」ボタンを押す。
ここで「Microsoftアカウントを使わずにサインインする…」をクリックして「ローカルアカウント」ボタンを押す。
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「コントロールパネル」「ユーザーアカウント」「別のアカウントの管理」でユーザーを選び、「アカウントの種類の変更」をクリックする。
「コントロールパネル」「ユーザーアカウント」「別のアカウントの管理」でユーザーを選び、「アカウントの種類の変更」をクリックする。
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「管理者」を選択して「アカウントの種類の変更」ボタンを押す。
「管理者」を選択して「アカウントの種類の変更」ボタンを押す。
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 次にひも付けの解除方法だが、該当のアカウントでサインインしているときに「PC設定」「アカウント」「お使いのアカウント」で「関連付けを解除する」をタップする。アカウントのパスワード入力の後、ローカルアカウント用のパスワードなどを指定する。

 解除されたら今度は、作成したローカルアカウントでサインインを行い、同様に「PC設定」「アカウント」「お使いのアカウント」で「Microsoftアカウントに関連付ける」を使って、関連付けを行う。

すでにMicrosoftアカウントでアカウントを作成していた場合にはこのタイミングで解除を行う。解除は「PC設定」「アカウント」「お使いのアカウント」で行う。今度は、作成したローカルアカウントにMicrosoftアカウントを関連付ける。
すでにMicrosoftアカウントでアカウントを作成していた場合にはこのタイミングで解除を行う。解除は「PC設定」「アカウント」「お使いのアカウント」で行う。今度は、作成したローカルアカウントにMicrosoftアカウントを関連付ける。
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Microsoftアカウントのユーザー名(メールアドレス)とパスワードを指定。
Microsoftアカウントのユーザー名(メールアドレス)とパスワードを指定。
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Microsoftアカウントの認証を行う。
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