利用しているパスワードの洗い出しやランク付け、2段階認証の設定などができたら、管理の方法を考えてみよう。
パスワードの管理方法は大きく分けて3つある(図1)。1つめは、紙にメモをする方法。2つめは、Excelやメモ帳など使い慣れたアプリのファイルに記入しておき、そのファイルを暗号化するという方法。そして3つめが専用の管理アプリを使う方法だ。それぞれ詳しく見ていこう。
紙での管理は意外と安全
まずは、紙にメモして管理する方法だ(図2)。メリットはネットを通じての漏洩がないこと。紙を紛失した際でも漏洩しないよう、サービス名/IDとパスワードは別の紙に書き、別の場所に保管しておく。そうすれば、同時に落とさない限り悪用されることはない。ダミーの文字列を交ぜておいたり、暗号でメモしておいたりするとさらに安心だ。ただし、紙を紛失したら自分がログインできなくなってしまうので、コピーを自宅の引き出しなどに保管しておきたい。