コニカミノルタがデータを活用した営業改革に乗り出している。従業員数や売り上げ、業種といった切り口で顧客を分析。国内3強に、データを基点にした「ゲリラ戦」で勝負を挑む。

 キヤノン、富士ゼロックス、リコー。国内の複合機市場で高いシェアを握る3強に対抗しようと、コニカミノルタがデータを活用したきめ細かな営業活動を展開している。

 国内で複合機販売を手掛けるコニカミノルタビジネスソリューションズ(東京・港)は2011年から、マーケティング支援サービスを提供するランドスケイプ(東京・新宿)の企業情報データベースを活用し始めた。

 ランドスケイプのデータベースは事業所単位で、約820万件の企業情報を管理する。例えば、従業員数や売上高、業種といったデータを保有する。これをコニカミノルタビジネスソリューションズの顧客マスターとひも付け、「顧客カルテ」を作成している。

●コニカミノルタが顧客マスターを更新する仕組み
●コニカミノルタが顧客マスターを更新する仕組み
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