米国時間の2015年7月20日に再上場を果たした決済企業、米ペイパル。米イーベイによる買収から13年をへて、分社化に踏み切った。ペイパルが誕生した1998年当時、「FinTech(金融+ITの造語)」なる言葉は存在せず、特筆すべき競合もさほど見当たらなかった。だが、いまや世はFinTechバブル。次々と新興勢力が押し寄せ、新しい技術やインタフェースで決済業界を塗り替えようとしている。イーベイによる呪縛から解き放たれたペイパルはこれからどこへ向かうのか。
連載
解き放たれたPayPalはどこを目指すのか
目次
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米ペイパル日本統括が描くPayPalの未来
PayPalの再上場は何を意味するのか。PayPalは今後、日本でどうビジネスを展開していくのか。米ペイパル・ジャパンカントリーマネージャーのエレナ・ワイズ氏がインタビューに答えた。
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時価総額6兆円企業「PayPal」は日本市場をどう攻める?
ペイパルが日本でサービスを開始して5年が経つ。だが、日本市場でのPayPalの存在感は米国のそれと比べ、驚くほど薄い。イーベイの呪縛から解き放たれたペイパルは今後、日本市場をどう攻略していくのか。
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eBayと分社化したPayPalは何に焦っていたのか
米国時間の2015年7月20日、決済サービスを手がける米ペイパルは米イーベイと分社化し、米ナスダック市場に再上場を果たした。初日の取り引きを終え、時価総額は450億ドル超に。イーベイの時価総額をも軽く超えたペイパルだが、焦燥感に駆られていた。
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