夏休み序盤の2015年7月22日。長野県上田市のコードアカデミー高等学校では変わった授業が行われていた。教室の前方に、ソフトバンクロボティクスのパーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」が3台見える。
Pepperの愛らしい姿はおなじみだが、その脇に別の怪しげなロボットがいる。Pepperが「ロボギャク5連発」としゃべって、動きを交えたギャグを披露。ギャグが終わると、赤いロボットが頭上で拍手の動きをして、パチパチという音が響き渡る(写真1)。
この“変な授業”は、正式な高校の授業である。コードアカデミー高校は、プログラミングを柱に据えた教育を掲げて2014年に開校した通信制普通科高校。普段の授業はインターネット上で行われる。
通学制の高校が夏休みに当たるこの時期に、長野県上田市の校舎(写真2)に生徒が集まってスクーリングを実施する。体育の実技などネット上ではできない授業を実施するためだ。副校長を務めるジャーナリストの松村太郎氏(関連記事:松村太郎の生搾りアップル情報)も同席した。