ハウステンボスが2015年7月17日に開業した「変なホテル」の体験レポート第2弾。このホテルでは、快適性と世界最高水準の生産性を両立させるため、様々な業務にロボットを活用している。今回は、クロークやポーター業務を担当するロボットを紹介しよう。
変なホテルのクロークは、ホテルに入ったすぐ正面にある。ショーケースのようにガラス張りになった小部屋だ。このクロークの中には、荷物を入れる棚とクロークロボットがある。クロークロボットは、アーム形状だ。クローク内の様子はガラス越しに外から見えるものの、顧客は中に入れない(写真1)。
クロークには、荷物の預け入れと取り出しのための小窓がある。ただし、通常、この小窓は金属製の扉で閉じてある。
荷物を預ける際、専用のタッチパネル端末を操作。するとクロークロボットが、荷物を入れるための専用ケースを棚から取り出し、小窓に運ぶ。小窓の扉が開く。そこから専用ケースに、預けたい荷物を置く(写真2)。