情報技術の進展のおかげで、我々は莫大な量の情報に日々接し、その恩恵を受け、ときに翻弄されるようになった。貴重な情報も、ひとたびその読み方を誤れば、役に立たないどころか、害悪さえまき散らすことになる。こんな時代だからこその情報との付き合い方とはなにか。様々な事例を題材に、正しい情報の読み解き方について考察していこう。

松浦 晋也(まつうら しんや)
 ノンフィクション・ライター/科学技術ジャーナリスト。宇宙作家クラブ会員。 1962年東京都出身。日経BP社の記者として、1988年〜1992年に宇宙開発の取材に従事。その他メカニカル・エンジニアリング、パソコン、通信・放送分野などの取材経験を経た後フリーランスに。宇宙開発、情報・通信、科学技術などの分野で執筆活動を続けている。
 代表作は、日本初の火星探査機「のぞみ」の苦闘を追った「恐るべき旅路」(2005年朝日ソノラマ刊、現在は復刊ドットコム刊)。近著に「はやぶさ2の真実」(講談社現代新書:2014年11月刊)と「小惑星探査機『はやぶさ2』の挑戦」(日経BP社:2014年12月刊)。
 ブログ:松浦晋也のL/D、Twitter:@ShinyaMatsuura