Windows 10のデスクトップモードでは、Windows 7で装備された「エアロスナップ」が強化された。左右に二つのウインドウを配置するだけでなく、左右に加えて横に2分割して最大四つのウインドウを「スナップ」させることが可能だ。タイトルバーをドラッグしたまま、マウスポインターを画面の左右にもっていくと、画面の左右半分にウインドウを配置できる(画面1)。
Windows 10では、このとき、マウスポインターを左右の角に持っていくと、それぞれ、左右の上半分、下半分のウインドウになる。あるいは、[Windows]+左右カーソルキーでフォーカスのあるウインドウを左右にスナップし、その後、[Windows]+上下カーソルでウインドウサイズを上下半分に変更できる(画面2)。
従来と同様に、ウインドウをドラッグしたまま、画面の上端にマウスポインターを持っていくと、全画面表示となる。ウインドウの下をドラッグしてサイズ変更するときに画面下(タスクバー)までマウスポインターを動かすと、ウインドウは上下いっぱいのサイズになる。
これは、その挙動を理解しているとタッチを使わなくても便利な機能なのだが、知らないとウインドウが突然拡大するので、操作が中断されたと感じるユーザーもいるだろう。この機能は、「設定」→「システム」→「マルチタスク」で設定できる(画面3)。