アップルやグーグルが自動車メーカーを巻き込み、スマートフォンと車載端末の連携技術を発表。一方、トヨタ自動車がSDKを発表してハッカソンを開催した。ITサービスの新しい受け皿になる車載情報端末のプラットフォームを巡り、IT企業と自動車メーカーの両方が互いの領域への進出を試みている。
連載
IT企業 vs. 自動車メーカー
目次
-
[第3回]クルマ全体が一つの情報端末
自動車メーカーは、2020年ごろの「デジタルコックピット」「次世代コックピット」などと呼ばれる構想を視野に入れた動きも進めている。デジタルコックピット構想は、車内のあちこちに置かれたディスプレーや車内外の状況を検出するセンサーを利用しながら、運転や乗車の体験を向上させるものだ。カーナビのような箱型…
-
[第2回]車両内部の情報をアプリに公開
専用機を中心にしたプラットフォーム構築を推進する自動車メーカーは、専用機ならではの機能を提供する部分に力を注いでいる。その先行例がトヨタの「T-Connect」だ。トヨタが提供してきた自動車向け情報サービス「G-BOOK」の後継として開発したもので、クラウド連携の音声認識機能や、サードパーティーの…
-
[第1回]車載情報端末プラットフォームで主導権争い
アップルやグーグルが自動車メーカーを巻き込み、スマートフォンと車載端末の連携技術を発表。一方、トヨタ自動車がSDKを発表してハッカソンを開催した。ITサービスの新しい受け皿になる車載情報端末のプラットフォームを巡り、IT企業と自動車メーカーの両方が互いの領域への進出を試みている。