首相官邸に落下した事件で、一躍注目を浴びた無人飛行機「ドローン」。将来性に期待が高まる中で冷や水を浴びた格好となったが、普及の歩みは止まっていない。浮き彫りになった課題について解決策を探りつつ、活用に向けて奮闘する現場を追った。
連載
官邸落下事件を乗り越えろ、ドローン再飛翔
目次
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[3]悪玉ドローンの侵入許すな、ハラスメント対策で知恵比べ
ネットの力を悪用したサイバー攻撃がなくならないように、ドローンを“悪玉”に仕立てようと試みる輩はこれからも出続ける——。性悪説に立ち、技術の力で悪玉ドローンによる攻撃から身を守る手立てがあるはずだと一部企業が挑戦を始めている。
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[2]もっと安全に正確に 操縦者教育に立ち上がった男たち
ドローンの操縦を巡るトラブルが後を絶たない。危機感を抱いた業界関係者たちが相次ぎ立ち上がった。安全かつ確実にドローンを「正しく」飛ばすノウハウを、全国各地の操縦者で共有しようと試みる。不安を抱えた消費者たちを安心させる効果が期待できるのか確かめるべく、都内で開かれたセミナーを訪れた。
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[1]それでも私たちはドローンを使う、3つの先端現場
国の中枢である首相官邸に落下した事件で、一躍注目を浴びた無人飛行機「ドローン」。新しい産業としての将来性に期待が高まっていた中で冷や水を浴びた格好となったが、普及の歩みも止まったわけではない。果敢にドローン活用に取り組む人々はどんな悩みを抱えどう解決しようとしているのか。3つの現場を追った。