Instagramは「ファッション誌」。美しい写真が撮れるかどうかが鍵
Instagramは「ファッション誌」。美しい写真が撮れるかどうかが鍵
[画像のクリックで拡大表示]

 Instagramに注目が集まっている。Instagramとは、無料の写真共有アプリで、PCのほか、iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンで利用できる。世界におけるInstagramの月間アクティブユーザーは3億人、シェアされた写真は300億枚以上、1日にシェアされる写真は平均7000万枚に上る。

 ICT総研の「2015年度SNS利用動向に関する調査」(2015年7月)によると、Instagramの日本における利用率は14.4%で、昨年度の7.8%から大幅に伸びている。なお、Instagramの利用者満足度は74.2%とSNS中でもっとも高く、利用時間も増加傾向にある(「増えた」27.3%、「どちらかといえば増えた」50.0%)。Instagramは、今年もっとも注目されるSNSの一つなのだ。

 MMD研究所の「2015年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する調査」(2015年7月)によると、Instagramの利用状況は、20〜29歳の24.1%が「現在利用している」、12.5%が「過去に利用したことがある」と回答。20代は他の年代より圧倒的に利用率が高くなっている

 Instagramは文章を書かずに画像のみでコミュニケーションできるため、気軽に投稿できるという特徴がある。商品などを画像や動画でアピールできる企業は見逃せないSNSの一つと言える。今回は、ティーンマーケティングの延長線上として、女子大生を含む20代女子に人気の高いInstagramでできることを実例と共にご紹介したい。

Instagramは“ファッション誌”の延長線上

 女性向けファッション誌を見ると、LINEと並んで特集されることが多いSNSがInstagramだ。フィルターの使い方、加工アプリ、ハッシュタグの使い方、お薦めアカウントなどが紹介されており、20代女性におけるInstagramへの関心度の高さがうかがえる。

 最近のSNSは写真映えが重視される。中でもInstagramは写真中心のSNSのため、とにかく写真が美しいことが大切だ。ファッションモデルやタレントの多くが、日常を彩る様々な写真を投稿しており、20代女子は日常的にそのようなアカウントをチェックする。20代女子にとってInstagramは、スマホで見られるファッション誌であり、自己表現やコミュニケーションのツールと言えるのだ。