女子高生向けのファッション販促には「おねだり機能」が有効
女子高生向けのファッション販促には「おねだり機能」が有効
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 ティーンはどんな商品ならお金を出して買うのだろうか。また、販売促進のためにはどうしたらよいのだろうか。今回は、ティーンの購買全般の傾向について見ていく。

 ティーンの中でも高校生を中心に取り上げる。大学生など、もう少し年齢の高い層については後日取り上げる予定だ。

高校生が購入するものとは?

図1●男女別、高校1、2年生のお金の使い道
図1●男女別、高校1、2年生のお金の使い道
出典:消費者教育支援センター、生命保険文化センター「平成24年度 高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査報告書」
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 消費者教育支援センターと生命保険文化センターが共同実施した高校1、2年生が対象の「平成24年度 高校生の消費生活と生活設計に関するアンケート調査報告書」によると、お金の使い道は以下の通り(図1)。

 第2回でも紹介した通り、おやつなどの飲食費、友達との外食・軽食代が多いのは男女とも共通している。マンガや雑誌も、男女ともに約5割が購入しているのは同じだ。しかし、男女での購買行動における違いは大きい。

 女子のほうが利用が多いものは、カラオケ、洋服や靴、プリクラ、アクセサリーなどの小物、化粧品・整髪料、友人や家族へのプレゼントである。

 カラオケは女子は44.9%だが、男子は29.8%。洋服や靴は女子は42.7%だが、男子は半分の20.8%だ。プリクラは女子は64.5%だが、男子はわずか10.4%。アクセサリーなどの小物は女子は36.7%だが、男子はこちらもわずか10.2%。化粧品・整髪料は女子は27.1%だが、男子はわずか5.7%。友人や家族へのプレゼントは女子は36.8%だが、男子はわずか10.9%だ。