今回は、場所を選ばずに書類を見られるスマホやタブレットの活用について触れていこう。自宅や会社に置いたままの書類をいつでも表示できるのがありがたい。仕事の書類なら、スマホやモバイルノートで顧客へ転送することも可能。マニュアルやカタログなどは、スキャンしておけば、移動中の電車の中でゆっくりと読むこともできる。

外出先でも閲覧可能

 ドキュメントスキャナーで取り込んだ書類は、Evernoteに保存しておくだけで、スマホやタブレットでも見られる(図1~図3)。スマホ・タブレット用のEvernoteアプリをインストールして、パソコンと同じアカウントでログインすれば、同じファイルを表示できるのだ。もちろん、パソコンで設定したタグやノートブックによる分類も反映される。

●タブレット用のEvernoteアプリで書類を扱える
●タブレット用のEvernoteアプリで書類を扱える
図1 スマホやタブレット用のEvernoteアプリを利用すれば、外出先でも書類を参照できる
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図2 iPadのEvernoteアプリでPDF付きのノートを表示した。パソコンで保存した書類がそのまま利用可能で、タグやノートブックによる仕分けも有効だ
図2 iPadのEvernoteアプリでPDF付きのノートを表示した。パソコンで保存した書類がそのまま利用可能で、タグやノートブックによる仕分けも有効だ
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図3 ノート中のPDFファイルを開いた。iPadなら画面が大きいのでA4サイズ程度の書類は十分読める。ピンチ操作で縮小や拡大もできる
図3 ノート中のPDFファイルを開いた。iPadなら画面が大きいのでA4サイズ程度の書類は十分読める。ピンチ操作で縮小や拡大もできる
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 「Dropbox」などのオンラインストレージにファイルを保存しておいても外出先で書類を扱えるが、書類管理という観点で見れば、タグやノートブックで整理できるEvernoteが便利だ。後述するカメラによる書類取り込みの機能も使いやすい。