各種のパンフレットやカタログから、パスワードなどを書いた重要なお知らせまで、身の回りにはたくさんの書類があふれている。あまり必要のないDMやチラシならば、こうもたまることはないだろう。「いつか使うだろう」「あとで困らないように保存しなければ」と思うから、どんどんたまってしまうのだ。友人からの手紙などは、繰り返して読まないとしても捨てるには忍びない。
そこでお勧めなのが、ドキュメントスキャナーによるデータ化だ(図1)。書類をそのままのイメージで保存できるので、特別な契約書などを除けば、紙は捨てられる。片っ端からスキャンして捨てるだけで机の上はきれいになるだろう。取捨選択の整理をしなくてよいのが楽だ。
そもそもドキュメントスキャナーとは、書類を読み取るための専用の周辺機器だ。ガラス面に書類を置くフラットベッドスキャナーとは違い、ファクシミリ同様に書類をセットして読み取れる製品が中心。名刺やレシートといった小さな紙も問題なく読み取れるので、作業性がとてもよい(図2)。詳しくは後述するが、安価な製品なら1万円台から手に入るので、ぜひ活用したい。