2015年度、IT企業も多くの新入社員を迎えた。2015年度の新入社員の多くは、高校1年生だった2008年に国内で初めてiPhoneが発売された、いわば“スマホネイティブ”世代。実際、IT企業に入社した新入社員にはどんな人材が多いのか。また企業はどんな人材像を求めて、どのような新入社員教育を実施しているのか。IT企業の2015年度新入社員研修の様子をレポートする。
連載
スマホネイティブの新人教育
目次
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[5]全チームに外国人、教本はルビ付きで――富士通システムズ・イースト
近年、外国人採用を積極的に進めている富士通システムズ・イースト。2015年の新入社員73人のうち、約2割を外国人が占めている。研修は数人のグループに分かれて実施するが、ほぼ全てのグループに外国人が1人ずつ入る割合だ。
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[4]“先輩”顧客を相手にヒアリング――NECネクサソリューションズ
「今のシステムにこういう機能はありますか」「作業をする際に、こんなミスは発生しませんか」――。NECネクサソリューションズの研修室では、顧客ヒアリングの真っ最中。新入社員が、やや緊張した面持ちで質問を繰り出す。対する顧客役を務めるのは、同社のベテラン社員だ。
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[3]いきなりアジャイルに挑戦――NTTデータ
ホワイトボード一面に貼られた付箋。活発に話し合いをしながらコーディングに励むエンジニア。代表的なアジャイル開発プロセス「スクラム」による開発作業が進められているのは、NTTデータの研修ビルだ。新入社員研修のカリキュラムの一つに、アジャイル開発を採り入れている。
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[2]週1の自由時間で自律力アップ――日立ソリューションズ
日立ソリューションズの新入社員にとって、研修中の金曜日の午後は自由時間。この時間に研修室をのぞくと、新入社員がチームに分かれて思い思いに活動している。実はこれこそ、同社の新入社員研修の目玉ともいえる「アクティブタイム」。自分たちで企画を考えて計画を立て、実行する活動だ。
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[1]何でも“シェア”するスマホネイティブ新人に必要な教育とは
IT各社が新入社員研修で実施するモラル教育から浮かび上がる、今どきの若者の傾向をレポートする。コミュニケーション能力が高くSNSなども難なく使いこなすが、深く考えずに情報をシェアしてしまうといった点では教育が必要だ。
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