パソコンは日々の仕事で欠かせない大事な“道具”。だが、毎日パソコンを使っていて、イライラしたり不満を感じることもある。

 その原因は、主に2つある(図1)。1つは、設定のまずさだ。目的の機能がどこにあるかわからず、無駄な操作をしてしまう。特に、Windows 8/8.1では7以前のOSから操作体系が大きく変わったため、操作で戸惑うことが多い。

●パソコンが使いづらい、遅い
●パソコンが使いづらい、遅い
図1 パソコンの操作でイライラすることは多い。その原因の1つは、操作や設定がわかりづらく、目的の機能を呼び出すまで無駄な手順を踏んでいること。また、使い続けたパソコンは動作が遅くなるのも困りものだ。これらの悩みを解消して愛機を高速化しよう
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 もう1つは、何年も使い続けているパソコンは動作が重くなってしまっていることだ。起動に時間がかかったり、動作で待たされる原因は、「レジストリ」と呼ばれるWindowsのデータベースファイルが肥大化してしまうことにある。

 日々不満を抱えながら何時間もパソコンを使うのは、作業効率が悪い。本特集では、「使いづらい」「重い、遅い」を一気に解決する。まず、Windows 8/8.1は、目的の機能にすぐたどり着けるよう設定をカスタマイズする(図2)。使い続けた7パソコンは、新しくアカウントを作成し、データを移行する。新アカウントではレジストリがきれいな状態だ。購入時のようなキビキビした動作がよみがえる(図3)。

●操作の省力化で楽に! 古いパソコンも速く
●操作の省力化で楽に! 古いパソコンも速く
図2 操作は極力簡単にしたい。よく使うフォルダーや機能にすぐアクセスできるようカスタマイズしよう。フリーソフトを使えば、Windows 8.1に従来風のスタートメニューを復活させることもできる
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図3 使い続けたWindows 7パソコンの動作が重いと感じているなら、新アカウントに移行しよう。手順は簡単だが、効果は絶大。パソコンの起動がずっと速くなる
図3 使い続けたWindows 7パソコンの動作が重いと感じているなら、新アカウントに移行しよう。手順は簡単だが、効果は絶大。パソコンの起動がずっと速くなる
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