瀧口範子のシリコンバレー通信
目次
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シェアリングエコノミーに異議を唱える「Platform Cooperativism」
2015年11月13、14日に米ニューヨークで、「Uber」などの「シェアリングエコノミー」を批判的に議論する「Platform Cooperativism(プラットフォームコーポラティヴィズム)」というカンファレンス(会議)が開催される。プラットフォームが誰のものなのかを考える、よい機会になりそ…
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都市情報サイト「Teleport」が示す、米国の新しい働き方
「テレポート(Teleport.org)」という都市情報サイトをご存じだろうか。このサイトの特徴は、世界中場所を問わずに働きたい「ノマドワーカー」、特にテクノロジーの世界で起業を志すような人々が必要とする情報に焦点を絞っているところだ。
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ダイバーシティーはビジネス問題の解決に重要、OracleのCEOが語る
日本では政府主導の下に女性活用が盛んに叫ばれているが、アメリカの企業でも「ダイバーシティー」が大きな課題になっている。特に先進的であるはずのシリコンバレーでここ数年、女性差別問題が頻発したため、どのIT企業もダイバーシティーに関するアピールに必死だ。
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研究者と編集者がタッグを組んだニュースメディア「The Conversation」
先だって、新しいタイプのニュースメディアの共同創設者に会う機会があった。「The Conversation」という名前のサイトで、執筆者が全て大学教授などのアカデミック関係者である点が特徴だ。オーストラリアで2011年に創設された。
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配車サービス「Lyft」のドライバーに聞いた「怖い体験」
配車サービス「Uber」のライバルとして知られる「Lyft」のドライバーに、ドライバーとして味わった「怖い体験」を聞いてみた。すると5人中4人が「怒鳴り散らす客」や「麻薬を吸い始める客」に出会った体験を教えてくれた。
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「カンカンに怒っている」、UberのライバルLyftのドライバーに話を聞いてみた
最近、立て続けに「Lyft」を利用する機会が続いた。Lyftは配車サービスであり、ごく一般の人が自分の車を運転して、移動を必要とする人々を目的地まで送り届ける。日本でもよく知られる「Uber」の競合だ。
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「クロザル自撮り写真」の著作権争いが、意外な展開に
1年ほど前、「クロザルの自撮り写真」の著作権を巡る問題が米メディアを賑わせた。この問題が最近、意外な展開を迎え始めたので紹介しよう。
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数千万人の「Amazon Prime」会員が「Washington Post」の潜在読者に
米Amazon.comの有料サービス「Amazon Prime」の会員が、追加コスト無しで「Washington Post」のデジタル版を読めるようになる。数千万人が同紙の購読者になる可能性があるのだから、新聞業界に大きなインパクトを与えそうだ。
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男性の相手は「会話ロボット」、不倫サイトが見せた技術力
大人の浮気を仲介するサイト「Ashley Madison(アシュレイ・マディソン)」から個人情報が漏洩した大事件。騒動の中で判明したのは、女性だと思われていたユーザーの多くが、実はソフトウエアで作られたロボットだったという事実だった。
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「クリエイティブ・コモンズ」で知られるレッシグ教授が米大統領選に出馬表明
米ハーバード大学法学部のローレンス・レッシグ教授が、ついに民主党の大統領候補としての指名争いに立候補する。レッシグ教授は、シリコンバレーやテクノロジー業界とも関係の深い人物である。
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進化を続けるGoogleマップ、突発事故ではラジオにかなわず
最近、自動車を運転していると、スマートフォンで利用する「Googleマップ」のナビゲーション機能が便利になっていることをひしひしと感じる。道の混み具合によって、ほぼリアルタイムで最速ルートを教えてくれるだけでなく、ユーザーインタフェースも工夫しているからだ。
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テクノロジーの米O'Reillyが経済をテーマにした会議を開催する理由
テクノロジー関連の出版や会議(カンファレンス)で知られる米O'Reilly Mediaが、2015年11月に経済をテーマにした会議「Next: Economy」を開催する。なぜ経済なのか。創業者のTim O'Reilly氏によれば「Uber」や「Airbnb」の台頭がその理由なのだという。
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Googleの「Project Sunroof」で、太陽光発電の損得が分かった
「こういうことができるのか」。米Googleが2015年8月17日(米国時間)に発表した「Project Sunroof」にはうならされた。Project Sunroofは、自宅にソーラーパネルを取り付けることの損得を判断してくれるツールだ。
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見ているだけで楽しい、スタートアップの商品が並ぶ「Amazon Launchpad」
米Amazon.comが2015年7月末に、「Amazon Launchpad(ローンチパッド)」というサイトをスタートした。スタートアップが開発した新しいデバイスや家庭用品などを、普通の商品と同じように購入できるサイトだ。
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米人気ゴシップサイト「Gawker」で騒動、複雑なその背景
2015年7月、米国の人気ゴシップサイト「Gawker(ゴーカー)」をめぐって騒ぎがあった。Gawkerで報じられたあるニュースが、Gawker Media Groupの経営トップの判断によって取り下げられたことに端を発している。
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電子社会の自由を守る、電子フロンティア財団が設立25周年
デジタル時代における市民権の拡大を目的に1990年に設立された非営利組織、米Electronic Frontier Foundation(電子フロンティア財団、EFF)が創設25周年を迎えた。EFFは言論の自由や個人のプライバシー、イノベーションを保護するために活動してきたアクティビスト団体だ。
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自宅を宿にする「Airbnb」、地元サンフランシスコで強まる逆風
自宅を短期宿泊用にレンタルするのを仲介する「Airbnb(エア・ビー・アンド・ビー)」が、地元サンフランシスコで強い逆風にさらされている。当地の住宅問題をさらに深刻化させているという批判が高まっているのだ。
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生鮮食料品の即時配達「Amazon Fresh」、丁寧なサービスに感心
思い切って、生鮮食料品の即日配達サービス「Amazon Fresh」の会員になることにした。朝に注文すれば、野菜、果物、肉、魚、洗剤などの日用品がその日のうちに届く。思い切って、と言ったのは、年会費が何と299ドルもするからである。
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ソフトだけでなくハードも「アジャイル開発」へ
レストランを1日限定で、他のレストランに変えてしまう「ポップアップ・レストラン」が、サンフランシスコでは人気だ。その“工場版”である「ポップアップ・ファクトリー」という取り組みがこのほど、サンフランシスコで行われた。
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最新テクノロジーの導入に突き進む米国メディア、次は「リアルタイム動画」へ
シリコンバレーの話題ではないが、2015年6月17日から19日までスペイン・バルセロナで開かれた「GEN(Global Editors Network) Summit 2015」という会議に一部参加した。メディアの世界が刻々と変化していることを実感できた。
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