2015年夏モデル発表会において、各キャリアが大きく時間を割いたのが、ポイントサービスの強化など、サービス面での発表だ。

 NTTドコモは、直近の決算説明会においてパートナーとの連携を強化する「+d」のビジョンを発表。KDDIが「au WALLET」を中心としたポイントによるエコシステムで先行しているのに対し、どのような形で対抗していくのか、期待されていた(写真1)。

写真1●パートナー連携を強化するドコモの「+d」のビジョン
写真1●パートナー連携を強化するドコモの「+d」のビジョン
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 特集第2回は、各キャリアが発表したサービスに焦点を当てて解説する。

ドコモのローソン連携を発表、ただし後追い感も

 ドコモの発表会における目玉になったのが、ローソンとの業務提携だ。ローソンの店頭における買い物時のポイントアップに加え、ローソン内でのドコモ商品の販売や、ローソンとドコモショップの共同出店なども今後は視野に入れていくという(関連記事:NTTドコモが「Ponta」連携の新ポイントサービスを発表、2015夏モデル発表会で)。

写真●ローソン店舗とドコモショップの相乗効果も狙う
写真●ローソン店舗とドコモショップの相乗効果も狙う
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 また、従来のドコモポイントをリニューアルし、2015年12月には新たな「dポイントカード」を発行。「dポイント」とローソンのポイントシステム「Ponta」との相互変換を可能にし、KDDIと同じく携帯電話料金の支払いにも利用できるようにするなど、全面的な刷新を発表した。

写真●新たにdポイントカードを発表
写真●新たにdポイントカードを発表
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写真●KDDI並みのポイント利用範囲の拡大を狙う
写真●KDDI並みのポイント利用範囲の拡大を狙う
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