NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3キャリアが相次いで2015年の夏モデル発表会を開催した。3キャリアはいずれもポイント連携などの新サービスを強化、GalaxyとXperiaの新端末を横並びでそろえてきた。その一方で、タブレットや「ガラホ」では各社の思惑の違いも見え隠れする。SIMロック解除義務化をにらみつつ、新たな施策を繰り出す3キャリアの戦略を読み解く。
連載
SIMロック解除義務化時代のスマートフォン夏モデル
目次
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[5]「ガラホ」普及のポイントは機能か、それとも料金か
2015年夏モデルにおいて注目を浴びたテーマの一つが、従来型携帯電話や「ガラケー」と呼ばれるフィーチャーフォンの進化だ。スマートフォンの普及とともにフィーチャーフォンの存在感は下がっていたが、KDDIが2015年春モデルとして打ち出したAndroid搭載の「ガラホ」を転機に、再び関心の高まりを見せ…
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[4]キャリア発売を実現したSurface 3、次の展開は?
2015年夏モデル発表会におけるサプライズのひとつが、ソフトバンクモバイルの「Y!mobile」ブランドから登場した日本マイクロソフトの「Surface 3」だ。ソフトバンクモバイルが販売するSurface 3はLTE/3Gの通信機能を搭載している。
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[3]全キャリアがGalaxyとXperiaを発売、端末はどう進化するか
大手3キャリアが2015年夏モデルのスマートフォンを発表した。前モデルのXperia Z3に続き、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia Z4」が全キャリアからの発売を実現。さらに今回は、全キャリアが韓国サムスン電子の「Galaxy S6 edge」をラインアップしたことも、大きな特徴…
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[2]ポイント連携などサービス強化に向かう3キャリアの思惑とは
2015年夏モデル発表会において、各キャリアが大きく時間を割いたのが、ポイントサービスの強化など、サービス面での発表だ。特集第2回は、各キャリアが発表したサービスに焦点を当てて解説する。
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[1]各社夏モデルがSIMロック解除に対応、本命モデルは秋か
2015年5月、携帯電話大手3キャリアが夏モデル発表会を開催した。今回はNTTドコモ、KDDIだけでなく、2014年5月以降、大型の発表会の開催を見送ってきたソフトバンクモバイルも開催し、久しぶりに3キャリアがそろい踏みする形になった。