1985年、日本電信電話公社(電電公社)が民営化され、通信サービス市場に自由競争の原理が導入された。それから30年。通信サービスは多様化が進み、ユーザーは事業者を選べるようになり、料金値下げの恩恵を被った。一方で、競争条件の不備や、監督官庁の朝令暮改を問題視する声も絶えない。なぜこうなったのか。自由化後の通信業界で新たな事業や政策にチャレンジした「挑戦者」6人にインタビューを敢行。これまでを振り返り、今後を占う。