工場内を走る搬送車、現場で働く作業員、そして商業施設を買い回る来店客―。ヒトやモノの動きを「動線」として見える化する取り組みが始まっている。IoT(モノのインターネット)で位置情報を捉え、一筆書きで動きを描く。動線を分析すると、仕事に潜むムダを解消し、新たな商機が見えてくる。製造、物流、流通の動線分析の生々しい実態に迫り、ITを駆使した手法を紹介する。

(加藤 慶信、山端 宏実=日経情報ストラテジー)