日本ではさっぱり日の目を見なかったWindows Phoneだが、今年は「MADOSMA」などの新モデルが久々に登場。さらに、この12月に新しいOSである「Windows 10 Mobile」が登場したのでレビューしていこう。

 そもそも、僕はWindows Phoneを使ってみたくてMADOSMAを手に入れたという経緯がある(関連記事:「MADOSMA登場。Windows Phoneは買うべきなのか」)。だから、MADSOMAがWindows 10 Mobileへのアップデートに対応するというニュースは、とてもうれしく思っている。こういうメーカーの姿勢は高く評価したい。

 他にも、いくつかのメーカーがWindows 10 Mobileへの参入をアナウンスしているのだが、どこも一般のユーザーにとっての知名度は高くない。僕たちテッキーな人種にはちょっとしたニュースなのだが、世間的には「Windows 10は知ってるけれど、Windows 10 Mobileなんてまったく知らない」というレベルだろう。

 メーカーやマイクロソフトがテレビCMや広告を展開する様子もない。つまり、マスに使ってもらおうという姿勢は、今のところ見られないのだ。企業の戦略をとやかく言うつもりはまったくないが、そんな状況が見て取れる。

 Windows Phoneが、少なくとも日本市場ではまるで受け入れられなかっただけに、Windows 10 Mobileで大きく変わるのかと思っていた。だが、どうやらそんな気配は感じられず、そこがちょっと残念だと、僕としては言いたいわけだ。

Windows 10 Mobileを搭載した「MADOSMA」。(撮影:戸田 覚、以下同)
Windows 10 Mobileを搭載した「MADOSMA」。(撮影:戸田 覚、以下同)
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モデルは変わらない。高級感はないがコスパの高いスマホだ。
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