少し前に発売された富士通のノートパソコン「FMV UH75/B3」を、ようやく借りることができた。13.3型で世界最軽量、というのがウリのモバイルノートで、今回はマイナーチェンジという位置付けだ。
外観は前モデルとほぼ同じなのだが、今回のマイナーチェンジで各部が大きく進化している。前モデルを購入した人が悔しがりそうなほど良くなっているので、今回は前モデルとも比較していく。
まずは、機種全体の魅力をチェックしていこう。
ボディーはなかなかに美しくて魅力的
本体カラーはピクトブラックとサテンレッドの2色をラインアップする。個人的には、サテンレッドにそそられる。やや派手さを抑えた赤で、しかもつや消しなので、仕事にもどうにか使えると思う。
金融などのお堅い仕事には難しいかもしれないが、写真で見るよりも実物はシックだ。光が当たると、とても美しく輝き、クリスマスの時期にも合っていると思う。
薄型のボディーは、スッキリしたデザインでシンプル。細かな部分にも見どころがちりばめられており、パームレストがシボ仕上げになっているのも個人的には好み。高級一眼レフのボディーのような手触りが素敵だ。
薄さも15.5ミリと、携帯するにも十分だ。最近では10ミリ程度の極薄パソコンも登場しているが、通常のUSB端子を搭載するなら、15ミリ程度がギリギリだろう。仕事での使い勝手を考慮するなら、やっぱり、通常のUSB端子やHDMI端子は欠かせない。
拡張性もモバイル重視のモデルとしては十分で、通常のUSB端子が2つに、USB Type-C端子を1つ装備する。仕事に使う携帯ノートとしても、十分に役目をはたしてくれそうで嬉しい。
繰り返すが、最軽量モデルであっても拡張性が確保されているからこそすごいのだ。多くのコネクターを切り捨てて、USB Type-C1つにすればもっと軽くなったのではないだろうか。