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戸田覚のIT辛口研究所

iPhone Xはあらゆるスマホを凌駕する完成度だ

戸田 覚=ビジネス書作家 2017/11/07 ITpro

 まさに、満を持して登場した「iPhone X」。僕から言わせたら、もう2年待たされていたという思いがある。iPhone 7やiPhone 8は液晶の解像度があまりにも低く、とてもじゃないけれど全面的にはお薦めできなかった。

 iPhone 8 PlusはフルHDで、ほどほどの解像度だが、ライバルがどんどん有機ELを採用するのを指をくわえてみているしかなかった格好だった。価格帯としては最上位といってよいiPhoneが、液晶ディスプレイを採用し続けているのだから、残念至極だった。これまでも繰り返しそんな内容を書いてきただけに、「ようやく」の感が強いのだ。

 やっと登場したiPhone Xは、もはや想像を完全に凌駕する完成度で、この素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。価格は高いが、それ以上の価値は間違いなくある。

 今回は、3日間ほど使ったインプレッションを述べていこう。

ようやく登場の「iPhone X」。上下左右いずれも狭額縁なのが未来的だ。(撮影:アバンギャルド、以下同じ)
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ボディーの完成度はありえないほどだ

 iPhoneは、単体シリーズとしては最も売れているスマホであることは疑う余地がないだろう。大量に生産される製品であるにもかかわらず、手に取って感じるのは、職人の心意気だ。

 前面と背面がガラスパネルになっているのだが、この組み込みがすごい。ボディー側はステンレスで、ガラスとは伸縮率が違う。ガラスは金属ほど完璧なサイズに作るのは難しいとされている。にもかかわらず、正面はごく細い樹脂を介して組み込んである。虫眼鏡を使って見ることでもない限り、そうとは分からない。さらに、背面は樹脂を介さずに組み込んでいるのだ。

 さらに、周囲のステンレスの美しいことといったら、もはや言葉を失う。厚手のクロームメッキではないかと思うほどに磨き込まれておる。電波を通すためと思われる樹脂製バーが組み込まれているのだが、その段差は指で触れてもほとんど分からない。

 細部の仕上げの良さに興奮してしまったが、全体のデザインも素晴らしい。今回手にしたシルバーのモデルは、かなりクラシカルなイメージだ。1940~50年代のアメ車の内装を彷彿とさせる仕上げだ。

 背面のガラスはちょっとミルキーなカラーで、ステンレスの輝きが映える。個人的には大人にこそ持ってほしいモデルだと思うし、価格以上の完成度だと確信している。はっきり言って、子供には似合わない。

ガラスの背面は、立体感を感じさせる仕上げで非常に美しい。
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周囲のステンレスの枠とガラスの組み込みが完璧だ。
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ステンレスと樹脂の段差がほとんど分からない。
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