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戸田覚のIT辛口研究所

代わり映えしないとは早計だ!新VAIO Sに感じる正統派進化の魅力

戸田 覚=ビジネス書作家 2017/09/26 ITpro

 VAIOから、久しぶりに新しいパソコンが登場する。VAIO Sがフルモデルチェンジしたのだ。VAIO Sは、11、13、15インチ液晶のモデルを用意するVAIOの中でも中核となる製品だ。ここでは、13インチモデル(以下、新VAIO S13)を取り上げていこう。

 そもそも、13インチモデルは携帯ノートの中でも、最も一般的なサイズの製品だ。だからこそ奇をてらうのではなく、安心して使えることをテーマにしている製品が多い。

 特にビジネスユーザーからは、あまり変わらない「継続性」が求められるという。確かに、会社で一律にパソコンを購入して、新たに追加購入したらデザインが大きく変わってしまう、というのもよろしくない。

 逆にコンシューマは、デザインを含む進化を気にする。

 大きくは変えられないけれども、しっかりと進化する――。その絶妙なバランスが素晴らしい。今回は旧モデルとも比較してみることにした。

新登場のVAIO Sは継続性がテーマなので、旧モデルと大きく変わってはいない。(撮影:アバンギャルド)
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高級感のある仕上げにホレる

 今回借りたのはブラックだが、仕上げがとてもいい感じだ。天板と底面はつや消しの黒で、細部までしっかりきっちり作られている。液晶パネルを開くと、キーボード面が目に飛び込んでくるのだが、ここが旧モデルとは大きく変わっている。

 旧モデルはキーボードとパームレストの部分に段差があり、パーツも異なっていた。ところが、新VAIO S 13は、キーボード面をアルミの一枚板としている。金属だけに剛性が高く、強めにタイピングしたときのたわみが気にならない。

 また、段差がないのでゴミがたまりづらいメリットもある。仕上げはアルマイト処理で、塗装に比べると強度も高い。

 ぱっと見は、間違いなくVAIO Sなのだが、より高級になった印象が間違いなく伝わってくる。そもそも、旧「VAIO S」は「VAIO Z」という兄貴分のモデルがあったので、どうも「格下感」が否めなかった。

 ところが今回のフルモデルチェンジによって、外観全体のイメージはほぼ踏襲しつつ、細部のデザインや部材を徹底的に見直し、より高級なモデルとして生まれ変わっている。

天板はつや消し黒でとても高級感がある。
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シルバー(下)が旧モデルなのだが、デザインは非常に近い。ぱっと見では違いがわからないほどだ。
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旧モデル(右)はキーボード部分とパームレストが別れていたが、新モデル(左)では一体化した。
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キーボードは汚れが付きにくい処理が施されている。
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