Mac版の新しいMicrosoft Officeが登場した。最新の製品は「Office 2016 for Mac」でOffice 365ユーザーに先行して提供されている。僕も利用することができたので、さっそくレビューしていこう。

 話の前提として、まずは、Mac版のMicrosoft Officeの進化をちょっと振り返ってみよう。想像以上にインタフェースが変化していることに驚くだろう。Windows版のMicrosoft Officeがあまり変わってこなかったのとは対照的だ。

「Office 2008 for Mac」は、当時のMacのアプリのルールにできる限り則って設計されている。パレットに多くの機能が搭載されているのが「Macらしい」のだが、あまりにWindowsのOfficeと違いすぎて使いづらかった。
「Office 2008 for Mac」は、当時のMacのアプリのルールにできる限り則って設計されている。パレットに多くの機能が搭載されているのが「Macらしい」のだが、あまりにWindowsのOfficeと違いすぎて使いづらかった。
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「Office for Mac 2011」では、MacのアプリとWindowsの中間的な印象。まだパレットが表示されるが、メニューにはタブも用意されている。ただ、Windowsとは操作性が大きく違う印象は否めない。
「Office for Mac 2011」では、MacのアプリとWindowsの中間的な印象。まだパレットが表示されるが、メニューにはタブも用意されている。ただ、Windowsとは操作性が大きく違う印象は否めない。
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