デスクトップパソコンがさっぱり売れなくなり、ノートパソコン全盛の時代が長く続いている。確かに、コンパクトなノートパソコンは気軽でいいのだが、打ちやすくないキーボードと小さなディスプレイでの作業性はデスクトップパソコンに絶対にかなわない。

 そこで今回は、最新の大画面ディスプレイに注目した。ノートパソコンに接続すれば、閲覧できる情報量が圧倒的に増える。生産性が向上すること間違いなしだ。

 しばらくディスプレイの情報を集めてない人は驚くと思うが、今や19.5インチのフルHDディスプレイなら1万円台前半から手に入る。とはいえ、せっかくだから安価なだけのディスプレイを選ぶのはつまらない。物欲をそそるディスプレイを3台借りてみたので、どれを買うのがベストか考えていこう。

 最初に取り上げるのは、EIZOの「EV2455」で、24.1型のフルHDディスプレイだ。価格はアマゾンで5万6000円台と、決して安くはないが、デザインがとても魅力的だ。

EIZOの「EV2455」は狭額縁のカッコイイディスプレイだ。(撮影:戸田 覚、以下同)
EIZOの「EV2455」は狭額縁のカッコイイディスプレイだ。(撮影:戸田 覚、以下同)
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高さ調整も自在に可能。
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EIZOブランド+格好の良さが魅力

 ベテランのパソコンユーザーの中には、EIZOというブランドに特別な思いがある方も少なくないだろう。昔は高くて買えなかったプロユースのディスプレイメーカーなのだ。最近はEIZO製のディスプレイでも手ごろなモデルが出てきている。

 だが、今回選んだEV2455はちょっと高めだ。フルHDの24.1インチのディスプレイだと考えると、かなり割高に感じるだろう。だが、まずはこのデザインに注目してほしい。左右、上部分の額縁が極端に狭く、格安ディスプレイとは見た目からしてまったく違う。また、額縁が狭いから置き場所も取らない。幅は530.8ミリ。つまり、約53センチなので、一回り小さな23インチクラスのディスプレイとほぼ同じサイズに収まっている。