Apple Watchを手に入れて1カ月以上たったので、その評価をまとめていきたいと思う。この間、かなり注意してチェックしていたが、業界関係者以外の知人でApple Watchを手にしていたのは1人だけだった。また、街中で装着している人は2〜3人しか見かけていない。もちろん、Apple Storeに行くと装着しているお客さんをちらほら見かけるのだが、これはもう「集っている」のだから、市中とは違うだろう。

 やはり、ひんぱんに見かけるiPhoneと比べると1割も売れていないのだと思う。まあ、すでに市場にあるiPhoneの台数は想像を絶する数なので当たり前だが。

 僕はと言えば、時計をしている時間のうち、5〜6割がApple Watchになっている。購入当初はテストのためにApple Watchばかりを着けていたのだが、自分の気持ちや服装に合わせて違う時計も装着するようになった。ロードバイクで走る際には、間違いなくApple Watchを選択するので、アクティビティモニターとしては完璧だと思う。ただ、釣りに行くときには手が思い切り濡れるので、他の時計をしている。また、普段も服装に合わせて他の時計を選ぶこともある。

 自分でも、これでいいと思っている。購入前にはここまでApple Watchを装着しないと思っていたので、逆に意外だ。

 とにかく役立つのは、満員電車だ。スマホを取り出すのもはばかられるタイミングでも、腕を掲げるだけでニュースやメールが読めるのはうれしい。

 ただし、ここで最初の欠点が露呈する。最近気に入っているニュースアプリのFlipboardが遅すぎるのだ。起動を待つグルグルが表示されている間に、スリープに入ってしまう。いったんファイルを読み込めば快適なのだが、「さあ読むぞ」という瞬間に限って遅いためにイライラする。

「Flipboard」は起動がとにかく遅い。
「Flipboard」は起動がとにかく遅い。
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とはいえ、混んでいる電車の中でもニュースが読めるのはとてもありがたい。
とはいえ、混んでいる電車の中でもニュースが読めるのはとてもありがたい。
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